機能訓練というよりは、生活リハビリを中心に実施しております。
「訓練」という形ではなく、むしろ楽しく生活につながる行為をもってして、リハビリにつなげています。

「食事」・「入浴」・「排泄」。
座って、自分の口で食事をとる。機械のお風呂ではなく、普通の浴槽に座って入る。おむつをせずに、自分の力でトイレに行く。こうしたすべての日常生活を、可能な限り自分の力でしていただくことを目的として、リハビリを行っております。

「老いていく」ということは、訓練をして回復し、目に見えてよくなっていくばかりではありません。
ですが、「老いていく」ことを恐れず、日常生活を当たり前に、継続して過ごしていただけることが、私どもの願いであり、喜びであり、使命であると考えております。

「訓練するぞ！」・「頑張るぞ！」、というよりも、お一人お一人に対し、リハビリテーションの行為そのものがおもしろい、楽しいと思うようなことを考え、「やってみよう！」・「やってみたい！」という意欲が湧き、心が動かされることによって、自然に身体も動いていく。。。そんな自然なスタイルで、今後も取り組んでまいりたいと思っております。